請負

競争力を高めるための育成型業務請負~「モノ」の生産だけでなく「ヒト」に関わる請負~

国内の生産現場における生産性の向上・雇用の在り方というマクロ的観点から、その雇用の主な担い手である国内製造業において、告示37号をはじめとした労働関係法令を正しく理解し、外形的にも実態としても法令を遵守した請負の活用が必要となります。
生産変動への柔軟な対応やコスト削減効果、固定費の変動費化等の業務請負のメリットを活かし、また教育訓練においては、スキルのみでなく「Employability(雇われうる力)」・「職能」を向上させることが生産効率を高め、競争力を強化させることになります。

製造現場を取り巻く環境

今後の景気回復の見通しについて「緩やかながら回復していく」と言われていますが、完成品メーカーにおいてはこれまでにない慎重姿勢をみせています。発注のオーダーが1~2週間という短期の「ラッシュオーダー」が増えてきていることからもその傾向が推察されます。
「ラッシュオーダー」とはギリギリまで発注を遅らせ、部品の在庫リスクを取らない方法ですが、短納期に加え一度に大量納入するケースが多いのが特徴です。しかし、製造各社とも全世界で設備や人員の削減を行っており、フル操業に戻すのは容易ではありません。今後、仮に景気が回復し、需要が戻ったとしても在庫圧縮の効果を経験した完成品メーカーが「ラッシュオーダー」を常態化させる可能性が高いとも言われています。

外形基準

  • ▼外形基準
  • ▼実態の整備例
1契約

▼外形基準□契約書(業務請負基準契約書、建物・機械の賃貸借契約書)がある
□事務所届がある

▼実態の整備例□安全衛生管理者、衛生管理者などの資格保有者がいる
□資格をとるためのカリキュラム、スケジュール等がある

2受注・
発注

▼外形基準□受注書(注文請負書)、発注書(注文書)がある
□工数、納期、単価が上記書類に明記されている

▼実態の整備例□受注に対する材料の準備ができている。(在庫管理ができている)

3業務
(場所・
仕切り)

▼外形基準□賃貸借契約が取り交わしされ、構内の場所が明記されている
□レイアウト図がある

▼実態の整備例□混在がなく指揮命令が確立していれば完全な仕切りがなくてもよい。
□顔は見えている状態であったり、別部門の社員と会話をしてもよい。ただし、業務にかかわる話はしない

4管理・
勤怠

▼外形基準□連絡網などがあり、勤怠の連絡方法が明記されたものがある
□組織図がある  
□勤怠表がある

▼実態の整備例□受注者が勤怠管理しており、組織図、緊急連絡網が整備されている。

5指揮命令

▼外形基準□スキルマップ
□人員配置図
□生産指示書、生産計画書 などがある

▼実態の整備例□受注者が指示をだし、発注者は指示を出していない
□指示を出すリーダーが受注者側にいる

6作業

▼外形基準□スキルマップ
□作業手順書
□マニュアル などがある

▼実態の整備例□作業手順書通りに作業を行っている
□受注者がマニュアルを作成することができる

7納品

▼外形基準□納品書
□検収書
□請求明細書 がある

▼実態の整備例□期日に納品されている

請負の今後と課題

「偽装請負」の問題から「製造派遣」へ追認されたものの、世間の批判の矛先は外注化に際する「契約の手続き形式」や「作業形態の外形基準への適合率」などではなく非正規社員の固定化による「職能工場や賃金条件の向上努力機会」を奪おうとしているところへ変化しているのです。
外形基準を遵守する為にも「人」の教育が不可欠であり、スキルだけでなく仕事に対する基本的な「態度・姿勢・行動」を教育し「職能」を向上させる事がコンプライアンスや生産性の向上に繋がると考えています。

導入事例

会社概要
【会社概要】 大手建材メーカー
【資本金】30億円
【事業内容】建材の設計、製造、施工
【従業員数】1200人
導入背景
製造派遣の抵触日が近づき、派遣を利用できなくなる
導入理由
・直接雇用では人件費が固定化・増大化するリスクがあったため
・自社採用に不安があり、また労務管理リスクヘッジのため
導入効果/今後の課題
・外注することにより、人件費の固定化や増大を防ぎ、経営の効率的な運営が図れた
・安定的な業務遂行ができ、品質管理・生産管理をしっかり行えた
・請負の外形基準を精査し、コンプライアンスに沿った運営を引き続き行う

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